♣肺がん

肺がんがよく見られる肺の病気です。ご存知のように、がんは最も恐ろしい病です。調査によると、世界でも発病したがんのうち17%を占める最大の病気が肺がんです。

主な症状としては肺機能の低下に始まり、激しい咳や血痰などがあります。さらに食欲不振や体重の減少といったものもあります。

さらに恐ろしいことに肺がんはある程度がんが進行しないと症状が現れないということが多くあります。静かに進行していくのに進行は早いという性質を持っているため、できるだけ定期的に検査を受ける必要があるといえるでしょう。

肺がんの主な原因は発がん物質の摂取です。タバコにふくまれるニコチン、タールに始まり、自動車のディーゼルエンジンが排出する排気ガスにもふくまれています。さらにアスファルトの粉塵も肺がんの原因となります。

特にタバコやディーゼルエンジンの排気ガスは普段の生活の中で接することが多くあるものですから、十分注意してください。

♣肺結核

肺結核は長い間、不治の病として知られていたのです。最近は医学の発展につれて不治の病ではなくなりましたが、それでも未だ猛威をふるっている肺病のひとつです。

肺結核の原因は結核菌というウイルスとされます。結核菌は感染した人の咳やくしゃみによって飛散し、空気感染します。結核菌は人間の体内に侵入したあと、しばらく休眠期間を経て突然発病するという性質を持っているため、感染したことに気づかないことも多くあります。

主な症状は激しい咳や血痰、就寝時の大量発汗、激しい咳によって傷ついた気管支からの出血などが挙げられます。

♣肺気腫

空気中に有害物質などを長い間吸い続けることによって発病するのが肺気腫です。肺気腫の原因はタバコや大気中にある汚染物質と報告されています。

汚染物質を空気と共に肺に取り込むと、肺の細胞に影響を与えることになり、最悪の場合は肺の組織を破壊してしまいます。そして破壊された部分が広がればそれだけ肺機能低下となります。これが進むと肺気腫となるのです。

主な症状は、肺が硬くなり本来持っている伸縮性がなくなることによって取り込める酸素の量が低下するというものです。なんだか最近息苦しいなあと思って病院を受診したら肺気腫と診断された、ということもよくある話です。

また、空気は吸い込めても吐き出せないという状態になってしまうため、肺がある胸の部分が前に突き出して体が樽状になるのも特徴です。その結果、横隔膜や心臓に負担がかかり息苦しさを感じるというわけです。